
Page7
日本産新鉱物、稀産鉱物
|
|
|
|
 |
7-8445-7000滋賀石 Shigaite
(理想組成) Al4Mn7(SO4)2(OH)22・8H2O
(産地) 滋賀県栗太郡栗東町下戸山 五百井鉱山 (模式地標本) ルースケースの幅50mm
滋賀石は滋賀県栗東町(現栗東市)にある五百井鉱山で発見された新鉱物です。国内59例目、滋賀県では益富雲母に続いて二番目。記載は1985年です。マンガン鉱塊の隙間に産し、特徴的な黄色〜褐色を呈します。
このサンプルは全て分離晶ですが、六角板状〜鱗片状の自形結晶がよくわかるものです。ひとつだけ大きな結晶(幅4mm)です。 |
|
|
|
 |
7-1162-1500薩摩の大隅石
Osumilite (K,Na,Ca)(Fe2+,Mg)2(Al,Fe3+)3Si10Al2O30・H2O
「産地」鹿児島県姶良郡隼人町清水
日本産新鉱物として6番目、1953年に記載された鉱物です。(益富先生が最初に気づいたのは1942年といわれている。)今では世界各地で報告されている。原産地は近隣の垂水市。
空隙に透明感のある六角厚板状結晶が認められます。
|
|
|
|
 |
7-1862-7000奥飛騨の大隅石
Osumilite
「産地」岐阜県飛騨市河合町月ケ瀬
何年か前の地学研究誌に記載されたもの。当初河原の転礫から発見されたが、供給源は奥深い山中にある。デイサイト中1〜3cm程度の空隙に3mmに満たない結晶が1〜3個程度付くのが普通の出方だが、これは全体が晶洞の断片で、5mm近い結晶が複数個生じている。c軸方向の厚みもある。
大きな結晶は面に「す」が入ったようにラフなことが多いが、これは面もきれいです。良品。 |
|
|
|
 |
7-0958-1500苦土大隅石
Osumilite-(Mg) (K,Na)(Mg,Fe2+)2(Al,Fe3+)3(Si,Al)12O30
「産地」鹿児島県薩摩郡入来町山之口
大隅石の原産地は鹿児島県咲花平(1953)ですが、苦土大隅石は北アイルランドで最初に見つかっています。日本では1978年に大分県万年山で初記載、鹿児島県入来町は国内2例目。
一見すると黒いですが光りに透かすと濃青色をしていることがわかります。面は一部「す」が入っています。 |
|
|
|
 |
7-9224-1500磐城鉱
Iwakiite Mn+2(Fe+3,
Mn+3)2O4 福島県いわき市御斎所鉱山(原産地標本)
幅32mm
磐城鉱は1979年に記載された新鉱物です。ヤコブス鉱に似ていますが、磁性がさらに強く両者を比べてみるとその差は歴然です。
画像のネオジム磁石もお付けします。
|
|
|
|
 |
7-1041-2500バナジン銅鉱
Volborthit Cu3(V2O7)(OH2)・2H2O 「産地」愛知県犬山市継鹿尾
バナジウムを含む銅の二次鉱物で、特徴的な黄緑色を呈します。岐阜県鵜沼が本邦初産(1990年)で、本産地は木曽川を挟んだ対岸の愛知県側にあり、実質的には同一の産地です。 付近では中生代チャート中に数10cm程度の瀝青炭が見られるのですが、バナジン銅鉱を含む塊は数個体が見つかったに過ぎず、現在の採集はまず不可能といわれています。右岸の岐阜県側は土砂が堆積してしまい露頭自体が埋没してしまいました。
これは小さめのサンプルですがとてもリッチに付いています。残念ながら肉眼的な結晶は見えません。 |
|
|
|
 |
7-9058-1000南石
明礬石 Alunite フーアン石 Huangite
南石 Minamiite (原産地)
「産地」群馬県吾妻郡嬬恋村万座
全体が明礬石化した塊で、空隙に無色の板状結晶が密生しています。塁帯構造を成して、明礬石、フーアン石、南石の三種類が含まれているのですが、見た目には明礬石そのものです。黄色は硫黄。
南石の名称は日本の火山学者に因み、フーアン石は中国の女性鉱物学者に由来します(フーアン石も稀産種です)。南石命名のいきさつは堀さんの『楽しい鉱物学』にも少し書いてあるので目を通してみてください。模式地標本。 |
|
|
|
 |
7-9444-2500吉村石
Yoshimuraite
(Ba,Sr)2TiMn2Si2O7(PO4,SO4,SiO4)(OH)2 「産地」岩手県下閉伊郡田野畑村
田野畑鉱山松前沢鉱床
標本の幅62mm
1961年に記載された日本産新鉱物。原産地は岩手県野田玉川鉱山。 鉱物名は轟石と手稲石の発見者吉村豊文博士に因む。他の産地は愛知県田口鉱山など。この標本には大きめの結晶が二つ付いています。
|
|
|
|
 |
7-9236-1000斜ヒューム石
「鉱物名」斜ヒューム石 Clinohumite 「理想化学式」Mg9(SiO4)4(OH,F)2
「産地」岐阜県揖斐川町春日鉱山美束坑
ドロマイトスカルンを代表する鉱物のひとつ。良品の産地は多くないのですが、春日鉱山ではスピネルと同様に比較的多く見られます。透明感のある鮮やかなオレンジ色が特徴で、粒状の結晶が散在もしくは集合してパッチ状を成しています。塩酸でドロマイトを溶かせばさらに浮き出てきますが、標本としてはこのままのほうがいい感じです。海外では研磨してルースにできるような大粒で宝石質の斜ヒューム石もあるようです。 |
|
|
|
 |
7-0068-1000コンドロ石
Chondrodite (Mg,Fe2+)5(SiO4)2(F,OH)2
(産地)愛媛県松山市睦月 熱の鼻
幅40mm
ドロマイト中の赤褐色粒状結晶。ガラス質で透明感があります。他のヒューム石グループの鉱物とは目視で識別できないのですが、これはコンドロ石とのこと。比較的まれな鉱物で、国内の他の産地は、神岡鉱山(道路のノリ面に出たもの、絶産)や、島根県都茂鉱山が知られています。 |
|
|
|
 |
7-4703-2000 木村石
Kimuraite-(Y)
CaY2(CO3)4・6H2O (産地)佐賀県唐津市肥前町満越
1982年に発見され1986年記載された鉱物。原産地は近隣の肥前町切木。海外も含めて産出例は未だに肥前町内に限られるようです。
独特の絹糸光沢を持つ放射状結晶で、淡いピンク色をしています。
母岩の片側が岩石カッターで切断されています。撮影は太陽光の日陰。蛍光灯下で見ると無色に近く見えます。 |
|
|
|
 |
7-4427-1500 フォイタイト
フォイト電気石もしくは苦土フォイト電気石(Foitite or Magnesiofoitite) 「産地」宮崎県西白杵郡日之影町乙ケ淵鉱山
水晶の長さ4cm。表面を被覆して、針状結晶の集合体を成しています。ここで産するものはみな頑固な褐鉄鉱に包まれているので、塩酸の濃度と温度に注意しながら除去するのがたいへんです。これはとてもきれいに仕上がった標本。
Foititeの原産地はUSA
California(1993年)、Magnesiofoititeの原産地は山梨県京ノ沢(1994年、承認は1999年)。 |
|
|
|
 |
7-1433-2500中宇利石 Nakauriite
「産地」愛知県新城市中宇利鉱山
2個セット。
原産地の中宇利鉱山では多産する鉱物ですが、多くは淡い水色の皮膜状で、青色の針状結晶が目視でわかるものは多くありません。右のものは特に濃いブルーの稀少なタイプ。
オレンジ色の部分は微細なパイロオーロ石で、20倍程度で見るとペラペラした結晶がわかります。(Fe<Mnのデソーテルス石の可能性も否定できません。)
中宇利鉱山と直接共存していることは案外少なく、コントラストの良い標本となっています。 |
|
|
|
 |
7-0783-1500マックギネス石
Mcguinnessite (Mg,Cu)2(CO3)(OH)2
「産地」愛知県新城市中宇利鉱山
マックギネス石は国内では中宇利鉱山が初産、1993年記載。
最初に気づいたのは故櫻井博士と名古屋のアマチュアです。
産出の少ない稀な鉱物で、原産地は米国、1981年とそう古くはありません。
特徴的な青緑色を呈し、肉眼的には皮膜状を示します。ベースはほとんど蛇紋石化していない橄欖岩と磁鉄鉱。真ん中から右下に付いた青緑色部分が概ねマックギネス石で、左上に付いた青色は中宇利石です。 |
|
|
|
 |
7-0109-1500ヒーズルウッド鉱
Heazlewoodite Ni3S2
「産地」愛知県新城市中宇利鉱山
磁鉄鉱塊中に、輝銅鉱、方輝銅鉱、デュルレ鉱を含む銀色部分と、真ちゅう色のヒーズルウッド鉱が含まれています。ヒーズルウッド鉱は産出の少ない鉱物で、海外の例でも多くは顕微鏡的なサイズといわれています。中宇利鉱山では肉眼的なパッチを多く産したことで知られます。
青色は中宇利石です。 |
|
|
|
 |
7-7493-1000フォイト電気石 Foitite
(産地)福島県郡山市湖南町大道沢月形鉱山
黒色の針状結晶部分。
昨今では産地が増えましたが、月形鉱山は日本で最初にフォイタイトが発見されたところです。1994年記載。 |
|
|
|
 |
7-0325-4500モリブデン鉛鉱
Wulfenite PbMoO4
(産地)福井県大野市 中竜鉱山 仙翁谷坑
モリブデン鉛鉱は古い和名を水鉛鉛鉱と言い、比較的産出の少ない鉱物です。中竜(なかたつ)鉱山
仙翁谷(せんのうだに)坑は1980年代に再発見された産地で、国内産としては立派なモリブデン鉛鉱が見つかり話題となりました。
レモンイエローの板状結晶と白い異極鉱のコントラストが美しい標本。
|
|
|
|
 |
7-8611-1500マラヤ石
Malayaite CaSnSiO5
「産地」広島県三原市宗郷町神武鉱山
緻密なスカルン中に他形の結晶で多数散在しています。
ミネラライトで照らすと蛍光するのでよくわかります。 |
|
|
|
 |
7-2892-1000コニカルコ石
Conichalcite CaCu(AsO4)(OH)
(産地)山口県美祢市山上鉱山
銅の燐酸塩鉱物。鮮やかな緑色をしています。 |
|
|
|
 |
7-2510-3000アダム石
銅アダム石 Cuproadamite
「産地」岐阜県飛騨市神岡町神岡鉱山
アダマイトが球状に集合して点在。ペパーミント・グリーンの色調を呈するものは国産としては珍しいです。硫砒鉄鉱を含むスカルンの酸化帯に産したもの。白いモコモコは異極鉱です。
ちなみにこのタイプのアダム石は紫外線で蛍光しません。銅を含むと蛍光性が抑えらるようです。 |
|
|
|
 |
7-3927-1200含鉛重晶石
重晶石 Barite 「産地」秋田県湯沢市須川 川原毛温泉
第三の北投石産地といわれ話題になったもの。放射能は持たないらしいです。
ルースケース入りセット。幅50mm。 |
|
|
|
 |
7-3904-1000ニフォントフ石
「産地」岡山県川上郡備中町布賀鉱山
丸ケースの直径が47mmです。
最初にご注文いただいた方に画像の品を、二番目以降の方には類似した内容のセットをお届けします。 |
|
|
|
 |
7-3906-1500ウラル硼石
「産地」岡山県川上郡備中町布賀鉱山
丸ケースの直径が47mmです。 |
|
|
|
 |
7-3910-1000ペロブスキー石
「産地」岡山県川上郡備中町布賀
.ルースケースの幅が50mmです。
最初にご注文いただいた方に画像の品を、二番目以降の方には類似した内容のセットをお届けします。 |
|
|
|
 |
7-3896-1000人形石
ningyoite CaU(PO4)・1-2H2O (産地)岡山県苫田郡上斎原村
人形峠鉱山
鳥取・岡山の県境にあるウラン鉱床で発見された鉱物。1959年記載。
この標本は昭和43年の調査サンプルです。
ビンの長さ75mm、直径12mm。
最初にご注文いただいた方に画像の品を、二番目以降の方には類似したほぼ同じ内容のセットをお届けします。 |
|
|
|
|
|
|